赤井伸郎の十字路
(日本経済新聞夕刊に連載)
以下では、これまでに、日本経済新聞夕刊に掲載した「十字路」を紹介しています。
第32回 2023年10月26日 地域社会の「スポンジ化」防げ 全
国で日本人の人口が減少している。スポンジ化しているため、実感がわきにくいが、ひとつの県が毎年なくなるほどのペースである。地域の社会課題に対応して
いくためには、地域コミュニティーの維持が欠かせない。地域を圧縮して人口密度、交流密度を高めていくことが望ましい。
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第31回 2023年6月22日 行財政のAI活用、人間の知恵で 信頼性が必要とされる行財政分野においては、AI活用による情報漏洩は、機能の停滞につながりかねない。また、利益を上げることを目的とする民間のAI活用と異なり、価値判断が伴う政策へのAI活用は、工夫が必要となる。これまで以上に、人間の知恵が求められる。
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第11回 2016年9月29日掲載 納得できる税制度の構築 来 年度の税制改正に向けた改革の可能性、方向性をまとめました。政治的制約もあり、税収中立が限界であることや、控除拡大の場合には財源確保はしっかりと行 うべきであること、また、グローバル化への適応、真にイノベーションを生み出す厳選化した特別措置、環境とのバランスの構築などを提議しました。税制改革 に期待したいと思います。 |
第9回 2016年1月28日掲載 政策への関心 蓄積する工夫を 政策への関心がない場合には、感触だけでの議論をしてしまうことになります。国だけでなく自治体においても政策への関心を高め世代を超えて蓄積していく工 夫が必要です。そうすることで、将来のあり方について、住民の監視や議論が高まり、真に住民に役立つ政策が実行されるようになると思われます。 |
第8回 2015年9月30日掲載 日本の将来考えた制度設計を 日 本の将来に向け、社会をどのように持続可能な姿に変えていくのかという公益的視点が必要であります。そのため二つの方法を提言しました。 1)公益の視点から将来を考え、社会問題を改善する方策を見いだすことの意義を教育すること、 2)将来の社会問題の改善につながる公益的行動を行わせ るインセンティブを持たせることです。 |
第7回 2015年6月25日掲載 健全財政の背後にあるリスク 地方財政の健全化にむけて、法律の改訂の議論始まっています。改訂の方向として、アナになっている部分を議論し、さらに、健全財政の背後にあるリスクとして、税源構成(産業基盤構造)のリスクを指摘し、長期的な視点からの対応の必要性を指摘しました。 |
第6回 2015年3月26日掲載 ティンバーゲンの航空政策 航空政策の二つの目的(@空港(発着枠)の有効利用(効率性)とA低需要地方路線の確保(公平性))を追い求める方策を、ティンバーゲンの定理を下に考えました。 |
第5回 2015年1月22日掲載 コンセッションとリスク配分 歳出への規律・余る民間資金 の活用方法として注目される コンセッション(事業運営権の民間売却) に対して、契約知識の向上・リスク配分の重要性を述べました。 |
第4回 2014年11月26日掲載 地方創生にインセンティブを 地方創生のあり方に関して、 3つの視点を挙げました。 1) 住民合意に基づく移転 2) 住民の意識改革 3) 創生できる地域を見出す インセンティブ制度の構築 |
第3回 2014年9月25日掲載 地方の財政運営 みんなで渡る怖い橋 地方自治体が責任意識希薄なまま 連帯で発行する 臨時財政対策債の実情を述べました。 |
第2回 2014年7月24日掲載 学校規模の適正化 教育のあり方に関して、 注意すべき2点を挙げました。 1) 教員・教育の質向上 2) 学校規模の適正化 (コスト以外の真の効果に着目しました。) |
第1回 2014年5月22日掲載 インフラ更新に欠かせない視点 インフラの維持更新に関して、 注意すべき2点を挙げました。 1) 長期的視点に基づく財務マネイジメント 2)住民主導の地域づくり |
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