関西公共経済学研究会 20 周年記念講演会を12月9日(土)に開催しました。

関西公共経済学研究会 20 周年記念講演会プログラム

内容ダイジェスト


12月9日に開催されました関西公共経 済学研究会20周年記念講演会には、80名を超える、公共経済学・財政学の研究に熱い思いを持つ多くの皆様に、全国からお越しいただきました。誠に、あり がとうございました。大局的な視点から公共経済学を考えることができるように、無理を言って大局的な視点でのプレゼンをお願いさせていただきましたが、プ レゼンターの皆様には快く引き受けていただきました。とても有意義な内容となったと思います。これもすべて、プレゼンター、討論者、実行委員会の皆様、 ファンドを提供していただきました関西学院大学産業研究所など、お世話になりました皆様のおかげでございます。心から感謝いたします。詳細な内容は、後 日、まとめて報告させていただく予定ですが、希望もありましたので、ここに、少しダイジェストで内容を報告させていただきます。(個人的なまとめです。)

1)研究会運営側より:これまでの関西公共経済学研究会20年を、発足の経緯、継続での苦労、多くの力で継続できてきたことを振り返りました。

2)井堀先生より:過去20年の公共経済学財政学の研究について、主要な5つのトピックを取り上げて整理していただき、研究の全体像を学ぶことができました。

3)岩本先生より:最近話題となっているEBPMとも関係する政策評価の展開について、様々な概念をわかりやすく整理していただき、政策評価の全体像を学ぶことができました。

4)林先生より:地方財政に関する2000 年代以降の実証分析について、2000 年代に入って急速に増加している背景、流行の因果推論への評価・今後の重要なトピックを教えていただき、地方財政研究の全体像を学ぶことができました。

5)小川先生より:公共 経済理論の20年の流れについて、理論論文の比率が20年で劇的に減っている一方で、2020年代は、公共経済分野で日本人が頑張っていること、理論の盛 り返しも見られること、今後期待されるトピックを教えていただき、公共経済理論研究の全体像を学ぶことができました。

6)土居先生より:「日本財政名(迷)言ベストテン」と題して、過去20年間を振り返っていただき、この20年での財政に生じた重要な財政的出来事を思い出すことができ、今後、迷い道に陥らないための財政政策のあるべき姿を改めて考えることができました。

7)佐藤先生より:「21 世紀の税制:税制のイノベーション」と題して、新しい法人税・消費税・所得税の方向性を提議いただき、今後の税制改革の方向性を考えることができました。


これまでの研究会での思い出ビデオをお楽しみください。限定公開です。(^^)/

https://www.youtube.com/watch?v=EeXfG0Edmk4

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