昨日、スマートクルーズアカデミー特別シンポジウムが開催されました。
船社のプレゼンのあと、学生からは船社も感心する数多くの提言提案が なされ、活発な議論がなされました。クルース船誘致のためのシンポジウムや乗客向けセミナーは多々ありますが、若い世代の視点から、クルーズ客を増やすた めの提言を受け、議論するシンポジウムは、ほかに無く、その意味で、新鮮な、また、新しい視点が得られる議論となりました。
これらの議論を通じ、若い世代も取り込む取組が実行され、日本のクルーズマーケットも拡大し、日本の地域も元気になっていくことを期待します。
●企画目的 次世代にクルーズを定着させるため、クルーズ船社代表・クルーズ振興官(国交省)を迎え、
スマートクルーズアカデミー(研修クルーズ)の参加者とともに、その成果と将来について、議論する。
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●会場 神戸海洋博物館ホール(メリケンパーク) |
●当日スケジュール 13:30 開場・受付 (受付担当:兵庫県立大・帝塚山大 サポートスタッフ) 14:00 開会あいさつ(神戸港振興協会専務理事 花木章様) 14:05 スマートクルーズアカデミーの趣旨と経緯(大阪大学 赤井教授) 14:15 スマートクルーズアカデミーの振り返り(スライドショー) 14:20 講演会 (約20分×3名+質疑応答10分) 全体の議題案「クルーズ業界の2014年の総括と2015年以降の展望」 カーニバルジャパン代表取締役社長 木島榮子氏 ロイヤルカリビアン総代理店 ミキツーリストクルーズカンパニー長 糸川雄介氏 国土交通省港湾局産業港湾課クルーズ振興官 林健太郎氏 15:30 休憩 15:45 パネルディスカッション (60分弱) (コーディネーター:赤井教授 登壇者:ゲスト・寺田・藤原(大阪大学学生)/岸田・北山(兵庫県立大学生)) 議題案「クルーズ体験から考えた若者のクルーズ振興と地域活性化へのアイディア」 16:45-17:15 プレ交流イベント 18:00- 交流会(会費制) |
当日は、総勢80名(学生40名、国・自治体関係者40名)が集まり、スマートクルーズアカデミーを日本のクルーズ振興、人材育成、地域活性化に活かす方法について熱く議論した。 前半の第一部では、ゲストとして、クルーズ船社の日本代表および国のクルーズ振興官から、クルーズの現状と振興政策について、情報を提供を頂いた。昨今の クルーズの寄港回数は大きく拡大しており、地域活性化につながる可能性が高いこと、日本のクルーズ人口拡大に向けても引き続き努力を進める意義が語られ た。後半の第二部では、スマートクルーズアカデミーに参加した学生が、クルーズを地域活性化につなげる方法およびスマートクルーズアカデミーの成果と将来 性について語った。ゲストから講評をいただき、現実の厳しさも話題になったが、修学旅行への拡大などの学生へのPR、地域ボランティアとクルーズ体験の連 携など、学生の新鮮な視点での提言が見られた。その後、交流イベントとして、クイズ大会が開かれ、クルーズにまつわるクイズに正解した人には、クルーズマ ニアとして、クルーズ船社からの景品が配られた。 今回の取り組みは、各地で行われているクルーズ振興の取り組みとは違い、若者をターゲットとして、実際に乗船した学生が議論を交わすという、学生主体の初 の試みとなった。初めての開催で反省点もあったが、今後の将来世代のクルーズ拡大に向けて、スマートクルーズアカデミーを継続していく意義を感じることの 出来る会合となった。次回は、2年後の開催を目指したい! 文責:クルーズアカデミーコーディネイター 赤井伸郎(大阪大学国際公共政策研究科教授) |
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